板橋区はパートナーの妊娠から出産後まで、父親の心理的なケアに取り組もうと、個別相談会などを始める方針を示しました。

板橋区は新年度の予算案会見で、区内に住む父親を対象として育児に関する不安などを専門家に個別で相談できる取り組みを進める方針です。板橋区によりますと、区内に住む父親から子育てによるメンタル不調の訴えなどが区の相談窓口に相次いでいるということです。
坂本健区長:「父親のメンタルヘルスの向上は父親が育児に積極的に関わることができるようになるだけではなくて母親の育児負担軽減とかメンタルヘルスの向上にもつながる」「良好な親子関係・夫婦関係の形成とワークライフバランスを考えやすい環境につながれば」
また、パートナーの妊娠に伴い、父親を対象とするアンケート調査を実施するほか、セミナーを開催するなど、出産後に至るまで父親への支援に注力するとしています。