石破首相が施政方針演説「楽しい日本」目指す 過去最大予算案115兆円…少数与党で成立は?

2025.01.25(土)

10:20

通常国会が1月24日に召集されました。施政方針演説で石破首相は「楽しい国を目指す」と力を込めました。

通常国会が1月24日に召集されました。施政方針演説で石破首相は「楽しい国を目指す」と力を込めました。

石破首相は2024年10月の就任後初となる施政方針演説を行い「楽しい日本」を目指すと強調しました。この中で石破首相は「かつて国家が主導した『強い日本』、企業が主導した『豊かな日本』。加えて、これからは一人一人が主導する『楽しい日本』を目指していきたい」と演説しました。

また「最低賃金を着実に引き上げ、2020年代に全国平均1500円という高い目標に向かってたゆまぬ努力を続け、賃金は据え置きで動かないという縮み志向を過去のものとする」と、物価高への対応として賃上げの促進や最低賃金の引き上げを行っていくと述べました。

さらに、石破首相は少数与党の現状を受け「党派を超えた合意形成を図るため、臨時国会に続き、与党・野党共に責任ある立場で熟議し、国民の納得と共感を得られるよう努めることが必要」と訴えました。

石破首相の演説に先駆け、24日午前に政府が提出した予算案の一般会計の歳出総額は115兆5415億円と過去最大で、少数与党の状況の中、野党の協力を得て年度内に予算案が成立するかどうかが焦点となります。

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