タレントの中居正広さんの女性トラブルを巡り、フジテレビは1月23日、事実関係などを検証するため、第三者委員会の設置を臨時の取締役会で決めました。27日に記者会見を開き、今後の対策などを説明するとしています。

フジテレビが17日に開いた会見は、参加者の制限や動画撮影の禁止などがあったため批判を浴びていて、事実上の会見のやり直しとなります。
<フジテレビで臨時取締役会 社員説明会も>
一方、中居さんのトラブルを巡り、一部週刊誌などで社員の関与が報じられているフジテレビの親会社=フジ・メディア・ホールディングスは23日午後2時半から臨時の取締役会を開催しました。
取締役相談役のフジサンケイグループ・日枝久代表など経営陣が集まり、独立性を担保した第三者委員会の設置について議論したとみられます。またフジテレビも取締役会を開催し、午後5時半からフジテレビの社員に向けて説明会が行われました。
<フジ労組「意見書」を社長に提出>
また、フジテレビの労働組合が港浩一社長に意見書を提出したことが、関係者に対するTOKYO MXの取材で分かりました。
意見書では「社内では満足に営業活動や番組制作を行うことができない状況が続き、社内の切迫感は極限状態になっている」として、あらゆる媒体が出席できる記者会見を27日までに実施することなどを求めています。
<中居正広さんが芸能活動の引退を表明>
タレントの中居正広さんが1月23日、自身の個人事務所の公式サイトで芸能活動の引退を表明しました。
中居さんは公式サイトに「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします」とつづりました。また「全責任は私個人にあります。これだけたくさんの方々にご迷惑をおかけし、損失を被らせてしまったことに申し訳ない思いでなりません」「大変、大変申し訳ございませんでした」などと謝罪の言葉を重ねました。そして、週刊誌などで報じられている女性とのトラブルについては改めて全て自分の責任だと説明し「37年間、ありがとうございました。さようなら…。中居正広」と、謝罪と別れのメッセージを残しました。
トラブルの詳細が分からない中での突然の引退発表に、街からは「あまり何も説明がないまま辞めてしまうのは不信感がある。誠実な説明があってからだとみんな納得感があるのかなと思う」(30代経営者)、「なんとも言いにくいですよね。早かったですね。相手がいることだから説明し切れないのでは」(50代会社員)、「相手も心身共にダメージを受けているので、被害者のためにもしっかり説明するべきだと思う」(30代パート)などさまざまな声が聞かれました。