「都議会自民党」で政治資金パーティーの収入が不記載だった問題について、都議会議員に対して販売ノルマの指示とみられる文書があったことが分かりました。

都議会の会派「共産党都議団」は1月22日に会見を開き、都議会自民党の政治資金パーティーに関する内部文書を公開しました。共産党都議団はこの内部文書は議会関係者から入手したものだと説明していて、2019年のパーティーの際の幹事長からの説明に関する文書だと主張しています。文書では「200万円分のパーティー券を都議に渡し、売り上げから100万円を会計担当者に持参する」といった内容の説明が記載されています。共産党都議団はこの文書は「裏金づくりのマニュアルだ」と批判し、組織的に“中抜き”のシステムを作っていたのではないかと指摘しています。共産党都議団の白石政調会長は会見で「裏金づくりのルール化がされていた、初めから未記載を前提とした証拠にほかならない。この文書で分かる通り、極めて意図的、組織的に行われていて、悪質性が高いと思う」と主張しました。
一方、都議会自民党は23日に都庁で会見を開き、不記載額や人数などの詳細を発表する見込みです。また、都議会自民党の広報担当者は「裏金づくりの指示はされていない」として、この“文書”についても「把握していない」としています。
<“内部文書”? 自民党の政治資金パーティー「飛躍のつどいについて」>
今回の文書は共産党都議団が議会関係者から入手したもので、都議会自民党の幹事長による政治資金パーティーの説明に関するものだとしています。文書には、配布されたパーティー券の販売ノルマの指示とみられる記述があります。また、現職都議に対して「200万円分のパーティー券を渡し、売り上げから100万円を会計担当者に渡すように」と指示が記されています。
<都議選は6月22日投票に>
一方、東京都選挙管理委員会は先ほど、都議会議員選挙の日程を6月13日告示、6月22日投開票で決定したと明らかにしました。