身体障害のある人たちにテレワークという働き方を知ってもらおうと1月20日、東京・足立区の特別支援学校でテレワークの仕事体験会が行われました。

足立区にある都立花畑学園など特別支援学校に向けて行われた仕事体験会は、電車などでの通勤が難しい身体障害のある人たちに、在宅でできるテレワークという働き方を知ってもらい、将来の進路選択に役立ててもらおうと、東京都教育委員会研究推進団体が開催しました。
都立花畑学園からは高等部の1年生3人が参加し、講師の指導の下、パソコンで資料を作成する業務を体験しました。また、実際に在宅で勤務している従業員と交流会も行い、オンラインの仕事でも人とコミュニケーションを取る大切さを学びました。
都立花畑学園・高等部1年の生徒たちは「エクセルをコピーするのは、自分にとっても力を入れやすいので助かる。パソコンを使って働くのは自分にとっていいと思った」(小長井心愛さん)、「最初はパソコンでコミュニケーションをちゃんと取れるかなと思ったが、やっていくうちにどんどん取れたのでよかった。オンラインで仕事することはいいと思った」(下坪晴真さん)などと話していました。
都立花畑学園の森田健太郎進路指導主任は「世の中には多様な働き方がある。そういった中で自分の希望・自立と社会参加に向けて、一歩踏み出してもらえればいいと思っている」と話しています。