闇バイトへの対策を巡り、来年度=2025年度の警察庁の予算案に17億円以上が確保されることが分かりました。取り締まりや事件の抑止策の強化を目指します。

坂井国家公安委員長と加藤財務相は12月24日、来年度の警察庁予算案について折衝し、闇バイト対策に17億2900万円を確保することで一致しました。
強盗や特殊詐欺など闇バイトが絡む犯罪が社会問題化していて、取り締まりや事件の抑止策を強化する方針です。
具体的には犯罪収益の暗号資産などを分析する資材や機材を整備して、収益の剥奪や首謀者の摘発につなげます。
また、インターネット上の違法・有害情報を監視する民間団体を通じて、闇バイトに関する投稿の削除を進めるとしています。
坂井国家公安委員長は折衝後の記者会見で「警察の総合力を発揮した効果的な対策を推進する必要がある。首謀者に早くたどり着きたい」と話しました。