東京都内でインバウンド客の増加が続く中、宿泊業者でつくる業界団体が「実情に合わせてほしい」として、東京都に宿泊税の引き上げを求めました。

東京都は2002年から宿泊施設の利用者に対し、1泊当たりの宿泊料金が1万円以上で100円、1万5000円以上で200円の宿泊税を徴収しています。
都内の宿泊業者でつくる業界団体は東京都の小池知事に対し、インバウンド客の増加や円安で宿泊料金が上昇していることから、宿泊税の徴収額の引き上げなどを求めました。団体はこれまで、コロナ禍からの回復のため現状維持を求めていましたが「実情に合わせた制度へ見直すよう要望した」と話しています。
宿泊税は東京都の観光振興のための財源などに充てられるもので、都の担当者は「税の負担感も勘案して、引き続き見直しを検討していく」としています。