自民党東京都連は来年=2025年夏の都議会議員選挙について、全選挙区で候補者を擁立する方針を示しました。

12月4日に開かれた都連所属の国会議員や都議会議員らによる役員会議では、前職らが相次いで敗れた今年の衆院選を総括しました。自民党都連の井上会長は「本当に大変厳しい選挙だった。反省を含めて結果を受け止め、次につなげていきたい」と語りました。
また、自民党都連は「来年の都議選・参院選を最重要課題」と位置付け、都議選については年内に1次公認を決定するなど、候補者の擁立を急ぐ考えを示しました。井上会長は「これからいろいろ地域と話すが、全選挙区で最低1人は擁立する」と、都議選に向けての方針を示しました。
一方で、出席した自民党都連の重鎮からは来年の選挙に向けた“注文”も聞かれました。自民党都連の深谷最高顧問は「反省があればしっかり反省しながら、とにかく自民党を支えるのは東京都連だという自覚を持って頑張ることが必要」、平沢勝栄衆院議員は「もっと謙虚になるべき。要するに自民党はあぐらをかいていた。反省するところは反省して、国の自民党にもしっかり働きかけることが大事」と述べました。