国民民主党の榛葉幹事長は、年収103万円を超えると所得税が生じるいわゆる「103万円の壁」の引き上げについて、自民党・公明党との3党で合意できたことについて言及しました。「103万円の壁」の引き上げは、11月22日夕方に閣議決定した政府の経済対策に盛り込まれました。

榛葉幹事長は22日午後に開いた会見で、3党合意について「最初の文言に手取りを増やすためにみんなで協力するんだという文言が入ったこと、この3者の協議を高く評価したい」と語りました。その上で、今後、基準となる年収の引き上げ幅などの具体化に向けてさらに努力したいと意欲を示しました。
榛葉幹事長は「ガソリン税、103万円。これを必ずやるということは明記されたが、具体的にどこまでやるのかこれからの協議が大事になる。12月後半までの税制改正協議、これからが本番なので、しっかりと議論のプロセスをできる限り国民に説明しながら、協議を少しでも国民生活のプラスになるように、そして手取りが上がるように、税金を国民にお返しできるように努力をしたい」と述べました。