日本が貿易や投資でどれだけ稼いだのか示す今年度の上半期の経常収支が、年度の半期ベースとしては過去最大となりました。

財務省が発表した国際収支速報によりますと、海外とのモノやサービス、それに投資の取引状況を示した経常収支は15兆8248億円の黒字で、年度の半期ベースとしては過去最大です。歴史的な円安を背景に、海外投資の利子の収入などが膨らみ、全体の黒字をけん引しました。
輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の赤字額は2兆4148億円で、輸出額は去年=2023年の同時期と比べて5%プラスの52兆2222億円で、輸入額は7.1%増加し54兆6369億円でした。
このほか、今年9月の経常収支は1兆7171億円の黒字で、20カ月連続の黒字となりました。