1月の道交法改正で罰則が強化されたのが、自転車でのいわゆる「ながらスマホ」です。自転車の走行中にスマートフォンで通話したり画面を注視したりすると、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金が課されます。東京都はこうした自転車の危険な乗り方について注意喚起するため、都内の高校生と意見交換会を行いました。
意見交換会で都の職員が「街中で『ながらスマホ』を見かけたことはあるか」と問いかけると、参加した生徒からは「ながらスマホをする人は大人も学生も見かける」「こういうのって見つかったら罰則あるのかなと、個人の中で考えるようになった」といった意見も出ました。また、参加した生徒から「法改正を知らなかった」「ながらスマホを普段からやってしまっていた」などの声も聞かれました。
都の職員は「ながらスマホ」の危険性や2023年4月から努力義務となっている「ヘルメットの着用」について、映像などを見せながらその重要性を伝えました。意見交換会に参加した高校生は「生徒のみんなで、できるだけみんなヘルメットを着用するとか、ながら運転をしない取り組みができたらと思う」「家に帰った時にしっかりニュースを見て、自転車のルールをもう一度確認しようと思った」などと話していました。
東京都は今後もこうした取り組みを続けて、若い世代に正しい自転車の乗り方を伝えたいとしています。