東京・多摩地域での地震などの災害に備え、東京消防庁は新たな司令塔部隊を立川市に配置し、運用を開始しました。
「多摩指揮隊」は地震などの災害活動を統括する警防本部直轄の部隊で、都心から距離のある多摩地域での指令機能や災害対応を強化する狙いで始動しました。
運用開始に当たって、東京消防庁の吉田消防総監は10月29日、式典で「あらゆる災害に対し、万全な体制を構築する必要がある」とあいさつしました。
東京消防庁は千代田区にある本部庁舎と連携させ、効率的で迅速な部隊運用などを期待しているということです。
東京都の小池知事も「東京でいつ災害が発生してもおかしくない。多摩指揮隊の区部との連携は、緊急事態への東京消防庁全体の対応力を一層強化していくものだ」と訓示しました。