10月末のハロウィーンを前に、東京・渋谷区の長谷部区長と新宿区の吉住区長が会見を開き、両区は「ルールを守って過ごして」と呼びかけました。
千代田区の日本外国特派員協会で7日に行われた会見で、渋谷区の長谷部区長と新宿区の吉住区長は、月末に迎えるハロウィーンの対策について合同で呼びかけました。
これは去年、渋谷区で行われた厳しい規制によって隣接する新宿区に人が流れ、路上飲酒やごみが散乱するなどしたためで、今回初めて共同会見を行ったものです。
渋谷区の長谷部区長は「今年も渋谷はハロウィ―ンをお休みします」、新宿区の吉住区長は「新宿区は路上で飲酒することはお断りします」と訴えました。
対策について、新宿区は路上飲酒を禁じる条例を2024年6月に施行していて、31日から11月1日にかけて歌舞伎町1丁目と新宿3丁目の一部に路上飲酒の制限を実施するほか、酒などの販売自粛も要請されます。
一方、渋谷区は10月から施行された「通年の路上飲酒禁止」に加え、30日と31日に去年と同様、ハチ公の銅像の周りに一方通行の柵を設置する方針です。
渋谷区の長谷部区長は「これらの取り組みを通じて、渋谷と新宿はオーバーツーリズムの問題に立ち向かい、サステナブルに観光客と地域住民が共存し、地域の魅力を持続的に楽しむ環境を整っていきたいと考えている」と語りました。
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