アメリカ軍横田基地で健康被害が指摘される有機フッ素化合物「PFAS」の成分を含む水が、8月の豪雨で基地の外に漏れ出た可能性があることが分かりました。発生から報告まで1カ月ほど経過していて、東京都は極めて遺憾だとしています。

東京都によりますと、10月3日に防衛省から「8月30日の豪雨で、PFASの成分を含んだ水が横田基地から施設の外に流れた可能性がある」と報告があったということです。
有機フッ素化合物・PFASは泡消火剤などに含まれていて、健康被害が指摘されています。
東京都は「発生から1カ月以上が経過していて、速やかな情報提供がなかったのは極めて遺憾」だとして、中谷防衛相に再発防止策を取るとともに、国の責任で調査を行うよう要請しています。