一時2000円超安も… 東証株価3万8000円を割り込む

2024.10.01(火)

10:00

9月30日の東京株式市場・日経平均株価は大幅に値下がりし、節目の3万8000円を割り込んで取引を終えました。取引時間中には下げ幅が2000円を超える場面もありました。

9月30日の東京株式市場・日経平均株価は大幅に値下がりし、節目の3万8000円を割り込んで取引を終えました。取引時間中には下げ幅が2000円を超える場面もありました。

自民党の石破総裁が首相指名を受けるのを前に、この日の日経平均株価は大幅に値下がりしました。日経平均株価は3万7919円55銭(前週末=27日終値比・1910円1銭安)で取引を終えました。

市場では、自民党の石破総裁が首相指名を受けるのを前に、富裕層向けの金融所得課税の強化や追加利上げなど、経済・金融政策への警戒感が広がりました。

<東証一時2000円超安 街の人は?原因は?>

30日の東京株式市場・日経平均株価の終値は、先週末=27日の終値から1910円1銭安の3万7919円55銭でした。これを受けて、街の人に話を聞くと「今後、選挙もあると思うので、どうなっていくのか長い目で見守っていきたい」といった声や「買っている人にはインパクトはあったかもしれないが、ここ1年でも上がったり下がったりを繰り返しているので、きょうのきょうで何か動きをすることはない」「為替の動きをしっかり見ていきたい」などの声も聞かれ、様子見といった人が多い印象でした。

今回の大幅な値下げの原因は石破総裁が首相指名を受けるのを前に、追加利上げや富裕層への金融所得課税の強化などといった経済・金融政策への警戒感が広がったことによるものとみられています。また、市場では27日、総裁選で石破氏と決選投票を争った高市早苗経済安保相が金融緩和の継続に前向きだったことから円安や株高が進んでいましたが、新総裁には石破氏が選ばれたため、この反動で売り注文が出やすくなったとみられています。

RELATED ARTICLE関連記事