明治神宮外苑の再開発を巡り、工事予定地周辺の住民が8月28日、東京・港区長に対し、区民や専門家が集まる会議を新たに立ち上げた上で意見に耳を傾けるよう求めました。
港区長のもとを訪れたのは、明治神宮外苑の再開発予定地周辺に住む区民6人です。港区には再開発の対象となる秩父宮ラグビー場やその周辺が含まれていて、今後、認可などの判断が求められます。
訪れた区民は十分な説明がないまま再開発が進められているとして、区民の意見や専門家からのアドバイスを収集できる会議を立ち上げるよう要望しました。要望書を提出した区民は面会後「港区長が判断をする開発のタイミングがあるが、事前に区民が話題にして、専門家を呼んで区長も同席の上でざっくばらんに語り合うことで(判断の)スケジュールに備えていく意義も大きいのではないか」と語りました。
また、要望ではラグビー場の横のイチョウ並木について確実に保全される計画が提出されるよう、区が事業者に指導することも盛り込まれました。
<神宮外苑の再開発巡り、区長は…>
港区の清家区長は2024年6月に区長に就任していて、選挙戦では神宮外苑の再開発について「事業者の説明責任の徹底」をマニュフェストに盛り込んでいました。今後、再開発が進む中で港区が求められる判断に対し、区民の声をどう反映させるのか注目が集まりそうです。
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