アメリカ軍横田基地を巡り、周辺自治体への事前通告なしでの輸送機・オスプレイの飛行再開や基地関係者による飲酒事故を受け、東京・福生市の加藤市長は定例会見で「必要な情報が届いていない」と、横田基地と日本政府に苦言を呈しました。

オスプレイを巡っては2023年11月に鹿児島県屋久島沖で死亡事故が起きていて、横田基地に配備されている機種は一時飛行を取りやめていましたが、2024年7月、周辺自治体に通告なく飛行を再開していました。また、4月には基地の関係者が飲酒運転による事故を起こしたことも発覚しています。
この事態を受け、福生市の加藤市長は8月28日に行われた定例会見で、基地から地元自治体に必要な情報が届いていないとして「基地周辺の住民の不信につながりかねない」と苦言を呈しました。加藤市長は「市民の安心のためには迅速で確かな情報が必要。市長として安全対策・再発防止策の徹底を強く訴える」と述べました。
加藤市長は今後も日本政府を通じて、横田基地に情報発信を求めていく考えです。