足立区で認知症の高齢者を子どもたちがボランティアで介護する取り組みが行われました。普段の介護には無い子どもたちとのふれあいに、笑顔が溢れていました。

8月22日、足立区内にある認知症の高齢者向けの介護施設に集まったのは、3人の小学生たち。

小学生：「お肩を叩きましょう♪トントントントン♪」

利用者：「ありがとう、良い気持ちだった」

肩たたきや食事の配膳・準備など、利用者の身の回りの世話を手伝っていました。

子どもたちが参加しているのは、この介護施設が行っているキッズボランティアの取り組みです。夏休み期間を活用し、施設で認知症の高齢者の介護を手伝うことで、子どもたちが新しい体験や人とのふれあいによって心を育むことを目的としています。

参加した男の子：「楽しい。（利用者と）話したりするとき」

利用者：「楽しいですね。子どもにふれあうことが無いから嬉しいですね」「良いわよね、なかなか（肩たたきなど）やってくれるなんて。年寄りは孤独な人が多いから、ありがたいと思う」

荻田代表：「子どもたちにとっても高齢者にとっても、何気なく何となくつながる良い取り組みに少しずつなっているのかなと思う」

今後は足立区だけでなく都内全体に広げていきたいと話します。

荻田代表：「うちだけでなく他の事業所も、子どもたちが来るメリット、高齢者が輝くメリットを見てもらって広がってほしいなと思う」