台風7号、16日に関東接近か 伊豆大島では備えも

2024.08.15(木)

10:10

台風7号は発達しながら北上中で、8月16日には強い勢力で関東に接近する見込みです。東京・伊豆大島では迫る台風に対しての備えが行われていました。

台風7号は発達しながら北上中で、8月16日には強い勢力で関東に接近する見込みです。東京・伊豆大島では迫る台風に対しての備えが行われていました。

気象庁によりますと、台風7号は14日午後6時現在、小笠原諸島・父島の西およそ100キロの海上を、1時間におよそ15キロの速さで北東へ進んでいます。16日にも暴風域を伴った強い勢力で関東地方に接近する恐れがあります。15日夜から台風周辺の雨雲が関東にかかり、風も次第に強まるとみられます。16日は関東でも猛烈な風が吹く見込みで、台風の動きが遅いため、暴風や大雨が長く続くとみられます。最大瞬間風速は伊豆諸島で15日~16日に60メートル、関東でも16日は60メートルと、一部家屋が倒壊するほどの猛烈な風が吹く予想です。

16日午前にも台風7号が接近する見込みの伊豆大島では、14日には海水浴場に多くの観光客が訪れていました。夏の海を満喫する一方で、台風の影響を心配する声も聞かれました。観光客の中には「船もあさってぐらいだと帰れないかもしれないと聞いている。波が高くなるようだったら早めに帰ってゆっくりしようと思う」「欠航して延泊となるのは嫌。次の日も予定があるので帰りたい」と話す人もいました。

一方「海の家」では台風への備えが行われていました。海の家の従業員は「建物が一時的な夏だけの建物なので、壊れてしまうと怖い。これから補強してもらう。この日曜日ぐらいまでがお客さんが一番多い時期だが、あすいっぱいはどうかなと思っている。船が欠航してしまう可能性もあるので、お盆休み最後の金土日はアウトかな」と話していました。

また、住民からは暑さが続くこの時期に台風が接近することに不安の声が聞かれました。島の住民からは「停電が心配。停電がこの時期にあるとクーラー効かないので大変」「毎回、台風の時には停電してしまう。この暑さなので心配。あと、土砂災害も不安」という声も聞かれました。

大島町では最大で10カ所の避難所を開設する準備を進めています。避難所にもなっている施設では14日、発電機の動作確認も行われました。大島町は15日に対策会議を行い、台風への備えを進めるとしています。

 

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