都内の新型コロナの最新の感染者数が発表され、定点あたり「7.26人」と13週ぶりに減少しました。ただ、都内の医療機関では子ども連れの姿が目立っていて、新型コロナや夏風邪などへの対策が必要となりそうです。

東京都感染症情報センターによりますと、今月4日までの1週間で都内で新型コロナにかかった人の報告数は、定点医療機関あたり「7.26人」で、その前の週の「9.13人」から2割ほど減少しました。4月下旬以来13週ぶりの減少となりました。ただ、都内の医療機関では免疫力の弱い子どもが感染症にかかる例が増えています。
記者:「新宿区にありますこちらのクリニックでは、夏休み期間中ということもあり、診察に訪れる親子連れの数が多く見られます」
診察に来た親子:「昨日海外から帰ってきて子どもが熱っぽかったので、夏休み目一杯遊ぶために受診しに来た。(今は)元気ですけどもちょっとゆっくり過ごさないといけないかもしれないです」「保育園の中で手足口病に感染した子どもがいるらしくて、熱が出てその後手足口病ではないがそれらしい病気だと判明しました」
クリニックの医師によりますと、夏休みの期間中は、お盆休み周辺をピークに旅行や帰省で人の動きが活発化することで、免疫力の弱い子どもが新型コロナや夏風邪などに感染しやすいということです。
濱木医師:「熱が出たというような感じで受診する人が増えていて、コロナの検査をするとコロナウイルス陽性と出る方もぼちぼち増えている。毎年お盆とかお正月とか人の動きが激しくなるので」
また、「体調がおかしいと早めに気づけるように、お盆期間中も健康状態を常に意識してほしい」と、呼びかけています。