公園で手持ち花火 夏休み限定で解禁

2024.08.02(金)

11:00

夏の風物詩「花火」を身近な公園で楽しんでもらおうと、都内各地で規制が緩和され、解禁の動きが広がっています。夏休み限定で、公園で花火ができるようになった千代田区の取り組みを取材しました。

夏の風物詩「花火」を身近な公園で楽しんでもらおうと、都内各地で規制が緩和され、解禁の動きが広がっています。夏休み限定で、公園で花火ができるようになった千代田区の取り組みを取材しました。

日曜日の夜、千代田区の公園にはたくさんの親子の姿が…

記者:「こちらでは午後6時から花火ができるということで、花火を楽しむ子どもたちの姿が見られます」

千代田区の公園は住宅やオフィスが密集する都市部にあり、火の始末や騒音問題などから花火を一昨年(2022年)まで禁止していましたが、区民の声を受けて、千代田区は去年(2023年)から時間と場所を限定するかたちで花火の利用を解禁しました。去年は2つの公園で2日間実施したところ、1000人以上の利用があったことから、今年はさらに拡充し、区内8つの公園で夏休み期間中の週末2時間限定で花火をできるようにしました。

公園を訪れた人:「近場では子どもたちと花火できるところがなかったので、今回千代田区でできるということを目にして遠くから足を運んだので、こういうところがあってとても良かったと思います」

千代田区は若い世代の人口増加を理由に、子どもたちの思い出が作れる「様々なことができる公園」づくりを進めていくとしています。

千代田区道路公園課 千賀行課長:「ファミリー層18歳以下の子どもの人口も増えているので、マナーを守って楽しく遊んでいただければ、そういう(花火の)機会は、一律の運用から変化をさせてもいいかなと」

花火解禁の動きを区民はどのように受け止めているのでしょうか?

千代田区民:「始まる時間とか終わる時間がはっきりしていればいいんじゃないか」「隣に住んでいるわけではないので騒音は自分としてはいいが、隣の人はどうなんでしょうね。うるさくないかなというのが心配」

そして荒川区でも、8月1日から8月いっぱいまで、「親子花火広場」を試験的に実施します。公園での火気使用は原則禁止としていますが、花火への要望が多かったことから、区内5つの公園の指定したエリアのみで、小学生以下の子どもと保護者を対象に、手持ち花火を楽しむことができるということです。

都内で広がる区立公園での花火解禁の動きですが、23区では、17の区で、区立公園での手持ち花火が可能となっていて、6区で禁止となっています。可能の区でも、一部の公園では禁止としている場所もありますので、利用される場合は、事前に利用方法などの確認をお願いします。都内では、住宅密集地に公園があるので、ルールとマナーを守り、モラルを持って、花火を楽しんでもらえたらと思います。

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