羽田空港と都心を結ぶ「羽田空港アクセス線」についてお伝えします。JR東日本が計画するこの新路線は3つのルートが計画されていて、このうち東にのびる臨海部ルートが2031年度の開業で調整していることが分かり、沿線からは歓迎の声が上がっています。
羽田空港アクセス線は空港と都心を3つのルートで結ぶ計画で、東京駅とつなぐ東山手ルートは2031年度の開業を目指し、去年6月から本格的な工事が行われています。そして7月24日、JR東日本が臨海部ルートについても東山手ルートと同じ2031年度に開業する方向で調整していることが分かりました。
臨海部ルートにより羽田空港とつながることになる新木場駅周辺では、早くも開業を心待ちにする声が聞かれました。
新木場に住む女性:「すごく便利になると思います。羽田はよく使うので、最短で行けるのであれば、朝早い出張の人とかもすごく良いなと私の中では思うので 本当に作られると良いなと思う」
普段はタクシーで空港まで向かうというこちらの男性は…
職場が新木場の男性:「タクシーだとどうしても高速ですごく時間かかってしまうので、本当にありがたいなという気持ちがありますね。とても便利で良くなるんじゃないでしょうか」
臨海部ルートが開業すれば、羽田空港からお台場や東京ビッグサイトのほか、東京ディズニーリゾートなどにも乗り換えの必要がなくなり、空港から都内各所の観光スポットにアクセスしやすくなりそうです。
アメリカからの観光客:「(Q:観光客にとってもっと便利になると思いますか?)そうですね、旅行がもっと便利になるので、計画が立てやすくなると思います」
20代男性:「友達が羽田空港とか都内に遊びに来てもらった時、ディズニーとか出かける時すごい便利に使えるみたいなので楽しみです」
羽田空港から新木場駅までの所要時間は現在、約40分かかりますが、新ルートの開業で約20分となり、大幅な時間短縮にもなるということです。
羽田空港アクセス線は3つのルートが計画されています。それぞれどんなルートとなっているのか見ていきましょう。
まずは今回、2031年度に開業する方向で調整していることが分かった「臨海部ルート」です。こちらはお台場や東京ビッグサイトのほか、東京ディズニーリゾートまでも羽田空港から直接行けることになりますので、海外や地方から空港に来た人が乗り換えなしでこれらの観光スポットに向かえることになります。
続いて2つ目のルートが、臨海部と同じく2031年度の開業を目指し、すでに工事が始まっている「東山手ルート」です。秋葉原や上野など人気の観光スポットとのアクセスが向上するほか、東京駅にも繋がりますので、航空機と新幹線の両方を利用する人にとっても効率的な移動が実現します。
そして3つ目のルートが「西山手ルート」です。東京屈指の繁華街である渋谷や新宿とつながり、さらに西に向かう中央線への直通なども今後の検討課題とされていることから、多摩地域から空港へのアクセスがよくなる可能性もみえています。まだこの西山手ルートは開業時期など未定ですが、2031年度の臨海部ルートと東山手ルートの開業で、都内の空の便へのアクセスはさらに便利になりそうです。
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