暑さから守る…「猛暑対策展」 熱中症を最新技術で予防

2024.07.25(木)

10:20

厳しい暑さを最新のテクノロジーで乗り切る「猛暑対策展」が東京・江東区の東京ビッグサイトで始まりました。巨大扇風機や体を効率よく冷やすベストといった、厳しい暑さに対応するための製品やサービスなど、会場には約150のブースが並びました。

厳しい暑さを最新のテクノロジーで乗り切る「猛暑対策展」が東京・江東区の東京ビッグサイトで始まりました。巨大扇風機や体を効率よく冷やすベストといった、厳しい暑さに対応するための製品やサービスなど、会場には約150のブースが並びました。

会場内には「濡れないミスト」も紹介されています。これは99%の空気とわずかな水を合わせて噴射することで、水が気化する時に熱を吸収する「気化熱」を利用して周りを冷却するというもので、立っているだけで涼しいですが、手を近づけても手のひらは濡れません。この商品は室内であれば体感温度を8℃から13℃ほど下げることができ、印刷所や精密機器の工場など“水に濡れてはいけない製品”を扱う現場などで導入が進んでいるということです。

さらに、会場には体の中から熱中症を防ぐ製品も展示されています。脱水症対策に有効とされ“飲む点滴”ともいわれる「経口補水液」を作れるタブレットは、200ミリリットルの水に対してタブレット1粒を溶かすだけで、体内に必要な塩分と糖分をバランスよく吸収できる飲み物になるということです。このタブレットの担当者は「部屋にいるだけでも熱中症になる可能性があると思うので、ポケットやかばんに入れて持ち運び、何かあったらその場で使っていただきたい。持ち運びもすごく便利で、皆さんに気軽に使ってもらえるところが一番の強み」とアピールしていました。

猛暑が続くこの夏、熱中症対策が必要となる中、進化する最新技術を取り入れて厳しい暑さを乗り越えてほしいとして、主催者は「新しいものを探して、ぜひ導入してほしい。1つの場所でいろいろなものが見られるというのは貴重だと思うので、『暑さで困る』ということがなくなっていけば非常にありがたい」と話しています。

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