熱戦の高校野球でも対策 球場で熱中症への備えは?

2024.07.24(水)

11:10

7月23日も都内は各地で気温が上昇し、練馬や八王子では36℃を超え5日連続の猛暑日となりました。厳しい暑さの中、高校野球東京大会が行われている神宮球場では対策をとり、試合に臨んでいました。

7月23日も都内は各地で気温が上昇し、練馬や八王子では36℃を超え5日連続の猛暑日となりました。厳しい暑さの中、高校野球東京大会が行われている神宮球場では対策をとり、試合に臨んでいました。

猛烈な暑さが続く中、夏の高校野球、東東京大会が行われている新宿区の神宮球場では…。

記者:「現在の手元の温度計37.3℃、危険な暑さとなっています。こうした中、神宮球場では様々な暑さ対策がとられています」

観客:「とりあえず水分補給。いっぱい飲んで、あとはちょっと日陰に隠れたりとかして、合間合間に飲んで飲んでっていうかんじで」「飲み物を欠かさず、首のやつとか保冷バッグにいれてやってますね」

都の高野連は熱中症対策として、観客専用の救護室を球場内に設置していて、体を冷やすための氷や飲み物が用意されています。また、各試合ごとに5回終了時点で、10分間の休憩をとるクーリングタイムが設けられていて、観客は巨大なクーラーが設置された休憩スペースで、涼を取ることができます。

保護者:「次の試合に向けて、少しでも体力を温存して二時間にわたる試合に挑めたらなって思って」

都の高野連によりますと、球場内と個人による対策の相乗効果もあり、今年は、熱中症による搬送者がこれまで出ていないということです。

都高野連 根岸理事長:「去年は相当数の搬送があったが、(今年は)神宮球場では搬送案件は1度もない。お客自体、学校の生徒さん自体、非常に世論の中で熱中症という言葉に対して危険度というか身の危険があるんだという認知度が強いものになってきた」

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