インバウンド増加の鍵 「ナイトタイム観光」活性化

2024.07.24(水)

10:50

先週発表された今年の上半期の訪日外国人の数は約1778万人で過去最多となりました。政府は2030年に年間で6000万人を目指しています。そこで鍵となるのが、夜間の観光需要の活性化です。都庁では「ナイトタイム観光」について有識者会議が開かれ、地域との連携などの課題が話し合われました。

先週発表された今年の上半期の訪日外国人の数は約1778万人で過去最多となりました。政府は2030年に年間で6000万人を目指しています。そこで鍵となるのが、夜間の観光需要の活性化です。都庁では「ナイトタイム観光」について有識者会議が開かれ、地域との連携などの課題が話し合われました。

さらなるインバウンド需要の拡大を目指すため、東京都が重要視している「ナイトタイム観光」。ナイトタイム観光とは、午後6時から翌朝6時までの夜間の時間帯に外国人観光客に都内の飲食店や観光地などを訪れてもらい、経済を活性化させようというものです。ただ、東京は世界の都市ランキングでナイトライフ充実度を見ると30位と低い評価となっています。

外国人観光客で賑わう渋谷で東京の「夜の観光」について聞いてみると…

Q:あなたの国では夜遊ぶ場所を見つけるのがもっと簡単?「はい、そうです。遅くまで開いていて、2時3時とか、特に週末はそう」「(アメリカでは)クラブやバーが夜遅くまで開いている場所がたくさんあります、深夜2時までとか」

Q:(日本の夜遊び場所に対して)何か提案がありますか?「少し遅くまでオープンした方がいいと思います。特に旅行者にとてもいいと思います、みんな思い出をもっと作りたいので」

外国人観光客から上がる様々な課題…7月23日、都庁では有識者によるナイトタイム観光についての話し合いが行われました。専門家からは、東京の観光資源は多すぎて外国人観光客にとって分かりづらいため、ナイトタイム観光のガイド設置などが提案されました。

専門家 高坂さん:「インバウンドの方たちにとって敷居の高さをどうやって下げていくかということで、ナビゲーションやガイドというのが重要になってくると思う」

専門家 植野さん:「分かりやすさは絶対に必要と思う。そのガイド役が東京オリンピックの時に町中にいろんなボランティアのガイドがいたように案内人が必要」

また、専門家からは、地域や店舗が統一の提灯を使うなどナイトタイム観光にテーマ性を持たせることも重要だとしました。

 

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