JR渋谷新駅舎&サクラステージ37店舗開業 新たな玄関口で回遊性&利便性向上へ

2024.07.19(金)

10:40

100年に一度の再開発が進む渋谷の街が、また進化です。今度の日曜日にJR渋谷駅の新駅舎が誕生し、新たな歩行者ネットワークが完成します。さらに来週木曜日(7月25日)には、新駅舎に隣接する施設、渋谷サクラステージが本格始動。37の店舗が一挙オープンとなり「新たな渋谷の顔」を目指します。

100年に一度の再開発が進む渋谷の街が、また進化です。今度の日曜日にJR渋谷駅の新駅舎が誕生し、新たな歩行者ネットワークが完成します。さらに来週木曜日(7月25日)には、新駅舎に隣接する施設、渋谷サクラステージが本格始動。37の店舗が一挙オープンとなり「新たな渋谷の顔」を目指します。

記者:「エリア一体の回遊性向上などを目指し整備が進められていた、渋谷駅の新駅舎がついに日曜日から供用開始となります」

JR渋谷駅の新駅舎が誕生し、渋谷サクラステージ、渋谷ストリームを結ぶ場所に、新南改札が7月21日に移転します。

JR担当者:「現在の新南改札から北側に約200メートル移動することになりまして、人の流れが大きく変わってくると思いますので、街づくりの起点となるような駅になってもらうといい」

これまで新南改札は、渋谷の中心から少し離れた場所にあったため、今回の移転でアクセスの向上を狙います。またこの移転により山手線と埼京線、それぞれのホームへ直接行けるようになり、利便性向上も期待されています。

新たな玄関口が誕生するなか、隣接する施設も進化を遂げます。

記者:「ここ渋谷サクラステージも街びらきと称し、来週多くの店舗が一挙にオープンとなります」

東急不動産 星野社長:「渋谷サクラステージは大規模再開発のラストピースとして、新しい文化やビジネスが次々に生まれる街として本格的に始動してまいります」

去年開業した渋谷サクラステージは約100店舗を目指す施設です。順次店舗は増えていてこれまで20店舗ほど営業していましたが、来週木曜日にはさらに37の店舗が一斉にオープンします。

新たな店舗は、約16万冊が並ぶ渋谷エリア最大の書店に、展示イベントやワークショップなどを通じたカルチャー創出の場も誕生します。

そして「目玉」はなんと言ってもグルメ。こちらは8つの店舗が一つのレストランとして繋がり、食を通じた新たなにぎわい創出を目指すビアホールです。施設内で醸造するホップで、多くの若者文化を生み出してきた渋谷をイメージした地ビールが提供されます。また「チャレンジ」をテーマとした、1年間の期間限定店舗が立ち並ぶエリアも…

寿司店店長:「自分のなかで試行錯誤をしていく場所だと聞いているので、自分の味を作れればなと」

コースのみを提供していた広尾のミシュラン一つ星の寿司店が、「カジュアル」を意識したアラカルト形式の店舗をオープンします。1人前5貫のセットなど、仕事帰りや飲んだ帰りにふらっと訪れてもらう店を目指します。

また、施設では日本が世界に誇る「カワイイ文化」の発信も。こちらの店舗では何度も足を運んでもらうよう、販売するキャラクターのグッズを1カ月程度の短期間で変更していくということです。

来週木曜(25日)、本格始動となる渋谷サクラステージ。担当者はJRと一体となり、街の玄関口として賑わい創出を図りたいとしています。

東急施設担当者:「桜丘と渋谷の駅側の複層的な歩行者ネットワークが完成するので、いろいろなトレンドやカルチャーを発信する施設も作りましたので、街全体が活性化して渋谷の街の価値がまた上がっていけば大変ありがたい」

<“街を広げる”歩行者デッキで回遊性↑>

100年に一度と言われている渋谷の再開発。こうして見ると、渋谷駅を中心に施設がどんどんと開業しているのが改めてわかると思います。そして施設の開業に合わせて、歩行者デッキがつながり、駅を挟んで東西、そして南北と行き来がしやすくなりました。

また渋谷の街だけではなく、今月8日に渋谷アクシュが開業したことにより青山方面へのアクセスが、そして来週25日一挙に店舗がオープンとなる渋谷サクラステージの開業に伴い、桜丘エリアから代官山恵比寿方面へのアクセスも向上しました。その結果、サクラステージ周辺の人流は2019年の着工前と比べると143%に増加し、人が行き交うピークとなる午後6時~7時では1カ月で10万人以上人の流れが増えたということです。また日曜日に供用開始となるJR渋谷駅新南改札は山手線・埼京線の両ホームへ直接アクセスが可能となるなど、渋谷の新たな玄関口として他の街と渋谷を繋げます。

 

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