日経平均株価 史上最高値を3日連続更新 「実感湧かない」切実な声も…

2024.07.12(金)

10:40

7月11日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅に値上がりし、終値の史上最高値を3日連続で更新しました。ただ、一方で街では「実感が湧かない」などの切実な声が聞こえてきました。

7月11日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅に値上がりし、終値の史上最高値を3日連続で更新しました。ただ、一方で街では「実感が湧かない」などの切実な声が聞こえてきました。

記者:「連日で史上最高値を更新した日経平均株価、きょう取引開始直後から400円以上値を上げていて、初めて4万2000円台をつけました」

7月11日の東京株式市場は、前の日のアメリカ株の上昇を追い風に買い注文が広がって、日経平均株価が大幅に値上がりして、7月10日の終値に比べて392円03銭高い4万2224円02銭で取引を終え、終値の史上最高値を3日連続で更新しました。

街の人はこの株高についてどう感じているのでしょうか?

20代女性:(Q:生活が豊かになったという実感はありますか?)「あまりないですね。お金面はあまり変わってないと思ってて、給料面もそうですし」

60代男性:「実感としてはなかなかない。物価とかも上がってるし、それに比べて(賃金が安い)上場企業以外の方はなかなか厳しいじゃないかな」

50代男性:「今のところ特に(実感は)ない。物価はまだ上がってますし。(株からの恩恵は)受けてない、株やってないので、興味ありますけど、株やるにはそれなりの資金が必要ですから」

株価の値上がりが続く一方、賃金は物価の高騰に追い付かない状況が続いています。厚生労働省によりますと、今年5月の物価変動を考慮した1人当たりの実質賃金は、去年の同じ月と比べ1.4%減少していて、マイナスは26ヶ月連続となり過去最長を更新しています。

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