東京都職員が手話学ぶ…「国際手話」にも挑戦 デフリンピックを見据え

2024.07.11(木)

10:30

墨聴覚に障害がある人の国際スポーツ大会「デフリンピック」の東京大会を2025年11月に控え、東京都の職員らが手話を学ぶ研修が行われました。参加した職員は「日本手話」に加え「国際手話」も学びました。

墨聴覚に障害がある人の国際スポーツ大会「デフリンピック」の東京大会を2025年11月に控え、東京都の職員らが手話を学ぶ研修が行われました。参加した職員は「日本手話」に加え「国際手話」も学びました。

研修にはオンラインも含めて都の職員49人が参加し、あいさつや名前などの自己紹介に使える表現を学んだほか、デフリンピックの競技である「柔道」や「卓球」の単語も紹介されました。

こうした講座は昨年度も開かれましたが、今回は約80の国と地域から選手が参加するデフリンピックを見据え、海外の人にも通じる「国際手話」の研修も行われました。

参加した都職員は「単純なあいさつも『ありがとう』と『サンキュー』で全然違うなと思った」「想像以上に手の位置や表情やしぐさが大事だと気付き、これからコミュニケーションを取る時はそういうところに気を付けたい」などと話していました。

東京都は今後もこのような研修を開催していきたいとしています。

<都職員に手話研修 「国際手話にも興味を」>

職員向けの研修は今年度180人以上が希望して研修を受けているということです。昨年度よりも受講者が増え、手話への興味は高まっているといえそうです。ただ、この日の講師によりますと、国際手話は日本で使われている手話とは表現が全く違い、通訳できる人も少ないという課題があるということです。日本の手話だけでなく、国際手話への関心も高まることが期待されます。

 

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