インターネット通販大手の楽天がこの夏のトレンド予測を発表しました。進化した暑さ対策や円安・物価高に対応する商品が注目となっています。

約4億5000万点の商品を扱うインターネットショッピングモール・楽天市場がこの夏の消費動向を基に発表したトレンド予測は、「酷暑おでかけ新定番」「節約ホビー飯家電」「ガチ世界グルメ」となりました。
まず、今年も全国的に猛暑の恐れがある中、付加価値を加えた新たな暑さ対策商品が注目だということです。保冷機能が付いた水筒は、キンキンに冷えた飲み物を飲むだけでなく「ミスト」にもなっていて、体を中と外から冷やすことができる二刀流となっています。また、子ども向けの暑さ対策商品として帽子をはじめ、ベビーカーやランドセルに付ける保冷パッド需要が拡大すると予測しています。
そして物価高が続く中、料理を楽しみながら食費の節約にもつながるキッチン家電も好調に推移するということです。さらに、日本にいながら海外気分を手軽に堪能できる「世界のグルメ」も需要が高まると予測されています。
担当者は、今年も続く物価高や厳しい暑さを、トレンド商品を活用して乗り越えてほしいとして「節約志向が高まっている中、今年は特に消費者の購買行動は多様化していると感じる。賢くお得に楽しみ、この夏を乗り切ってもらえれば」と話しています。
<酷暑に対応!男性の美意識の変化も…>
観測史上最も暑い夏となった去年と同様、厳しい暑さが続くと予想される今年も暑さ対策グッズは特に注目で、中でも往年の定番グッズ「日傘」の需要がいま、伸びているようです。楽天市場における去年=2023年の流通額は、コロナ禍前の4年前(2019年)と比べて日傘が約4.3倍に拡大していて、男性用日傘だけに特化すると約23.8倍に伸びているということです。
そのほか、男性用のスキンケア需要も高まっていて、日焼け止めが3.8倍、BBクリームが4.3倍へと流通額が拡大しています。女性だけでなく男性も、日傘や日焼け止めなどで夏の対策をしっかりして乗り切りましょう。