中野区の公園で、タランチュラやサソリなど、合わせて6匹が投棄されていたことが分かりました。大量の虫かごとみられるケースも捨てられていて、中野区は見つけても触らないよう注意を呼びかけています。
中野区立江古田の森公園は、緑に囲まれた自然豊かな公園です。祝日の3月20日、朝から多くの家族連れが訪れていました。そんな近隣住民の憩いの場となる公園に異変が起きています。
記者:「公園の一角には規制せんが張られていて、注意を呼びかける張り紙が設置されている」
中野区によりますと、13日の午前11時ごろに近隣住民から「公園にサソリの死体と虫かごのようなものがある」と連絡があり、区の職員と業者らが公園を確認した結果、タランチュラ3匹、サソリ2匹・ムカデ1匹が見つかりました。
そのうち、ほとんどの生物は死んでいましたが、タランチュラ1匹は生きていて、弱った状態だったということです。また、周辺には虫かごとみられるケースが15個捨てられていて、品種や値段と思われるものが記載されています。公園の利用者からは不安の声が上がっています。
近隣住民:「結構子どもの多い地域なので、本当に子どもがたくさん遊んでいるので怖いですね」「なんでここに放置したのかね…飼ってるうちに大変になって投棄したのか、いたずらや嫌がらせでやったのか…」
中野区は発見後に、区の職員らによってほかにも危険な生物がいないことを確認した上で、駆除用の薬剤を散布したと説明しています。しかし3月20日午前、公園で取材を続けると…
近隣住民:「(Q:虫かごが15個くらい…)あー!そのへんにもありましたね。かごが捨てて…。なんでこんなところに捨てていくんだろうと思ったんですけど」
草むらのなかに、新たに虫かごとみられるケースを発見、そのケースには、肉食性の昆虫「リオック 税込み2万6400円」と記載されていました。
一体だれがどのような目的で生き物を投棄したのか…中野区はタランチュラなどを野方警察署に預けるとともに、原因の解明にむけて相談しているということです。そして「万が一発見した場合は手を触れず区に連絡してほしい(中野区公園課:03-3228-8849)」と注意を呼びかけています。
この記事が気に入ったら
「TOKYO MX」 公式
Facebookアカウントを
いいね!してね