日野市にある多摩動物公園で、絶滅危惧種に指定されているタスマニアデビルの公開が始まりました。

3月14日に公開されたのは、オーストラリア・タスマニア島の保護飼育施設から来たタスマニアデビルの姉妹2匹です。
タスマニアデビルは、タスマニア島のみに生息する肉食動物で、全長60センチほど黒い毛並みが特徴です。黒い体やエサを食べる際に発する奇妙な鳴き声から、デビルの名前が付いたと言われています。
多摩動物公園では2016年からタスマニアデビルが飼育されていましたが、去年10月に死亡したため、国内での飼育は途絶えていました。
来園者:「きょうは静岡からタスマニアデビルを見に来ました。すっごくうれしいです ありがたいことだと思っています。日本で見られるのはここだけなので」「かわいいですね。あくびするところが見どころで、それを狙っている」
園の担当者は「タスマニアデビルは日本で多摩動物公園だけしか見られないので、まずは知ってもらいたい」と話しています。
鈴木仁課長:「タスマニアデビルはあまり知られていないと思うので、こんな不思議な動物がいるのをぜひ見ていただきたい」