世田谷区役所の建て替えが施工業者の計画ミスで遅れている問題で、施工業者が区に約16億円の違約金を支払うことが分かりました。損害賠償の金額を合わせると、支払いは約22億円に及ぶとみられます。
世田谷区役所の新庁舎をめぐっては、当初2027年10月に完成する予定でしたが、工事を請け負う大成建設の計画ミスなどにより、完成が2年ほど遅れることが発覚していました。
世田谷区 保坂区長:「公共施設建設がこれだけ長い期間遅れるという、前例の無い事態だけに、しっかりと対応し交渉についても粘り強く勝ち取っていく所存でございます」
その後、区と大成建設が交渉を続け、3月1日の区議会で大成建設が区に対し、違約金約16億円を支払うという合意書案が可決されました。これに加えて、区は今後、建設の遅れによる仮庁舎の費用負担など、損害賠償も請求する方針で、違約金と損害賠償額を合わせると支払いは約22億円に上るとみられます。
また完成時期については区の調査により、工事の遅れを短縮できることが分かり、当初の計画から1年半遅れの、2029年4月末になる見込みだということです。
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