台風並みの強い風が吹き荒れました。渋谷区では鉄製の街灯が倒れ、墨田区ではビルの外壁がはがれて落下するなど、都内各地で強風の影響とみられる被害が相次ぎました。

都心では2月27日午後7時までに、最大瞬間風速26.2メートルを記録しました。この風速は台風並みの強い風で、都内各地では午前中から様々な影響が出ました。
記者:「正午前の渋谷区円山町は強風です。歩道脇に大きな街灯が倒れていて、根元から折れています」
警視庁によりますと27日午前9時半すぎ、渋谷区円山町で、歩道に設置された鉄製の街灯が根元から折れました。街灯は歩道上に倒れましたが、けが人はいませんでした。倒れるのを目撃した人は「風で倒れた」と話しているということで、警視庁は強風の影響とみています。
また、墨田区では…
記者:「こちらのビルの4階の壁が剥がれ落ちてしまっています」
午前11時前、JR錦糸町駅前にあるビルで、外壁1枚がはがれ道路上に落下。一時、周辺の通行が規制されたということです。
通行人:「怖いですね、当たったら」「きょうが一番風が強い」
また正午前には杉並区の都立和田堀公園で高さ約15メートル、太さ1メートルほどの樹木が根元から折れて倒れました。この影響で公園内の街路灯をともす電線が切れ、ベンチが破損するなどの被害がありましたが、けが人はいないということです。