渋谷区はスマートフォンを持っていない区内の高齢者を対象に、スマホを無償で提供した実証事業の結果を公表しました。8割以上の人が良い影響があったと回答したということです。
実証事業は、渋谷区と携帯電話大手のKDDIなどが連携して行ったもので、渋谷区内のスマホを所有していない65歳以上の高齢者、約1500人を対象にスマホを無償で提供し、2年間でどのように使ったのかデータを分析しました。
よく使われたアプリについては、通信アプリのLINEや検索アプリのグーグルのほか、カメラやニュース・天気などの使用率が高かったということです。
また実証終了後に行ったアンケートでは、参加した高齢者の約8割がスマホを利用して生活に良い影響があったと答え、8割以上がスマホを購入、もしくは購入を予定していることが分かりました。
渋谷区は、今回の実証事業の目的である、インターネットを使える人と使えない人の情報格差、いわゆる「デジタルデバイド」の解消のためには「スマホを実際に使ってもらうことが大きなポイント」として、他の自治体にもこのデータを有効に活用して欲しいとしています。
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