町田市で12月初旬、健康被害が懸念されるPFASの成分が含まれる消火剤が川に流れた問題で、市は水質検査の結果、国の基準を16倍以上、上回ったと発表しました。

町田市によりますと12月3日、駐車場の消火設備を何者かが動かし、健康被害が懸念されているPFASの成分が含まれる泡の消火剤が駐車場から近くの河川に流出しました。
市が周辺の河川の水質検査を行ったところ、鶴間2丁目付近の境川で、国が定めた基準値の16倍以上の濃度のPFASが確認されました。
町田市は境川の水は飲用には使っていないと説明していて、担当者は「市民から心配する声もあるが、人体に影響はないと考えている」と話しています。