東京消防庁は今年都内の救急車の出動件数が、過去最多になったことを明らかにしました。その原因を新型コロナや、インフルエンザ流行の影響のほか、行動制限解除での交通事故による出動要請が増えたとし、不要不急な出動に対しての注意を呼びかけています。
東京消防庁によりますと、12月18日時点で今年の都内の救急車の出動件数が88万1418件となり、去年1年間の出動件数の87万2075件を上回り、2年連続過去最多を更新しました。
去年の同時期に比べると、救急車の出動件数は約4万件以上増加していて、東京消防庁は、今年1年間の出動件数は初めて90万件を超えると予想しています。また、119番通報も12月18日の時点で106万171件に上り、去年を上回って過去最多となりました。
東京消防庁は増加要因を、新型コロナやインフルエンザの流行に伴う救急要請や、行動制限が解除されたことによる交通事故が増加したことなどの影響とみています。
東京消防庁では、不要不急の出動を減らすために、救急車を呼ぶか迷ったときは、救急相談センターの「#7119」に電話をかけるよう呼びかけています。
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