福島第一原発の処理水放出から11月24日で3カ月。江東区では、全国の魚介グルメが集まったイベントが開催中で、会場には福島県産の食材を扱ったブースも出店。来場者は常磐ものを頬張って福島を応援しました。

新鮮なイカやエビを使ったアヒージョに、高級魚ノドグロの塩焼き。全国の魚介グルメを集めた「魚ジャパンフェス(SAKANA&JAPAN FESTIVAL2023)が、江東区青海で始まりました。
初日の11月23日は約4万2000人が訪れ、11月24日も各地の海の幸を堪能しようと、多くの人で賑わいました。
来場者:「マグロがおいしい、すごくおいしい」
記者:「時刻は正午過ぎです。こちらの店舗前には長い列ができています」
会場内では、東日本大震災からの復興を応援するイベント「発見!ふくしまお魚まつり」も行われています。
ヒラメやアナゴなど「常磐もの」と呼ばれる福島で獲れた魚を使ったお寿司に、さんまをミンチにして焼いたいわき市発祥の郷土料理ポーポー焼きなど、11店舗がご当地グルメを提供しています。
来場者:「福島のお魚が食べられるというのを見て、食べたいから行こうよという感じで来た」「福島産のものは海鮮類がおいしいので、食べて応援したいなという気持ちはあります」
福島第一原発の処理水放出が始まってから11月24日で3カ月。福島県で鮮魚店を営む店主は、処理水による風評被害はなく、イベントにもリピート客が多く来てくれたことを喜んでいました。
大川魚店 大川さん:「処理水とかいろいろありましたけど、普通に受け入れて下さっているかなというところで、安心している感じです。きょうもたくさん来て下さっているので、頑張って売りたいと思います。」
イベントは11月26日まで行われます。