豊島区世界へアニメ文化の発信 「アニメ東京ステーション」31日オープン

2023.10.31(火)

11:00

今や世界から注目される日本のアニメコンテンツ。東京都の新たな情報発信拠点が10月31日、豊島区内に誕生します。都の施設ができる一方で、豊島区はアニメの街と名打ち、世界に魅力をアピールしています。

今や世界から注目される日本のアニメコンテンツ。東京都の新たな情報発信拠点が10月31日、豊島区内に誕生します。都の施設ができる一方で、豊島区はアニメの街と名打ち、世界に魅力をアピールしています。

豊島区南池袋に誕生する「アニメ東京ステーション」。日本のみならず、海外でも根強い人気があるアニメの企画展が行われます。

記者:「こちらでは人気アニメに登場する技を体験することができます」

CGを使ってキャラクターになりきれるブースや、まだ発売されていない最新ゲームの体験コーナーが設けられています。約3カ月ごとに展示の入れ替えを予定しているということです。さらに、アニメの原画や絵コンテなど、普段は見ることができない資料が展示され、今後はアニメ制作体験なども行われる方針です。会場内を視察した小池知事は…

小池知事:「アニメ漫画は日本の、東京のキラーコンテンツでございます。世界中から東京を訪れる皆様がすてきな作品をつないでいって下さることを願っております」

日本のアニメを世界へ発信する取り組みは豊島区でも…

豊島区 熊谷課長:「街に来たときに「アニメの街」だとわかってもらうことが、海外から来た人へのおもてなしのスタイルだと思ってますし、海外の方が来ても楽しんでもらえるように努めています」

手塚治虫さんや藤子不二雄さんら、昭和を代表する漫画家たちが下積み時代を過ごしたトキワ荘があった豊島区。アニメの原点が生み出された街として、区は民間企業と連携してイベントを開催したり、多言語でマップを作ったりと、「マンガ・アニメの街」を世界に向け打ち出しています。池袋を訪れた外国人は区の取り組みをどのように捉えているのでしょうか?

アメリカから来た人:「アメリカでは、日本のアニメがとても流行っています。(Q:もっと発信したほうがいい?)そうですね、そのほうが助かる」
アメリカから来た人:「(Q:豊島区が様々なイベントを通じてアニメを発信していることを知っていますか?)いいえ。(Q:このような宣伝についてどう思いますか?)とてもいいと思います。もっと多くのアニメの祭典やソーシャルメディアはもちろん、様々なコミュニティと繋がって、(外国人が)何を見たいかを聞いたほうがいい」
アルゼンチンから来た人:「アニメは多くのいい価値観を若い人たちに広めていると思う。今の世の中はソーシャルメディアやさまざまなビデオを通じて発信されています。これらで発信するのが効果的だと思います」

「アニメのグッズが販売されている街」という認識はあるものの、区が「アニメの街」として発信していることまでは認知されていませんでした。

区はこうした発信力不足の解消に向け、今後SNSでの多言語による情報発信など、“より世界に目を向けて”街の魅力を伝えていきたいとしています。

豊島区 熊谷課長:「(Q:目標でいうと?)やはり世界一っていうとちょっと…あ、でも世界一って言っちゃっていいのかな。やはり世界で一番マンガやアニメコスプレが楽しんでもらえるという街にしていきたい」

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