都内にある5つの美術館が合同で記者会見し、来年の展覧会の見どころを発表しました。

合同記者会見は、来年の企画展の魅力を知ってもらおうと、5つの美術館が協力して開催しました。
港区にあるパナソニック汐留美術館では、帝国ホテル二代目本館100周年を記念して「フランク・ロイド・ライト展」を開催します。ライトは近代建築の三大巨匠の一人で、日本では帝国ホテル二代目本館や豊島区の自由学園を手がけました。今回、帝国ホテルの模型を最新技術で再現するほか、建築する際に描かれた、緻密な図面=ドローイングを日本で初めて公開します。
パナソニック汐留美術館主任学芸員大村理恵子さん:「(ライトのドローイングは)今までなかなか国外に持ち出して展覧会をするということができず、アメリカで共同研究者を見つけて大変な出展交渉を経て、ようやく実現できるはこびとなった」
一方、文京区にある永青文庫では「織田信長展」が行われ、唯一とされる直筆のものなど、細川家に伝わった信長の手紙が公開されます。また、千代田区にある静嘉堂文庫美術館では、来年が辰年であることから、龍があしらわれた絵画や工芸品の展覧会を開催するということです。