“郷土の伝統”を残すべく奮闘する人々を追う『日本の祭り 湖底に届け!地図から消えた郷土の誇り~奥多摩・小河内神社例大祭~』10/8(日)17:00~放送
2023.10.07(土)
17:50
TOKYO MX(地上波9ch)は、『日本の祭り 湖底に届け!地図から消えた郷土の誇り~奥多摩・小河内神社例大祭~』を10/8(日)17:00~17:55に放送します。

番組では、奥多摩町にある小河内神社の例大祭で奉納される民俗芸能川野の「獅子舞」(東京都無形民俗文化財)、原の「獅子舞」(東京都無形民俗文化財)、南・日指・岫沢の「鹿島踊」(国重要無形民俗文化財・ユネスコ無形文化遺産)の3つの民俗芸能を1年に渡り取材。
これら3つの民俗芸能は、1957年に完成した小河内ダムの建設に伴って水没した集落を中心に400年以上伝わっているものです。
三者三様に伝統の継承を目指す3つの民俗芸能が、今秋の小河内神社例大祭で4年ぶりに奉納されます。
それぞれの地、それぞれの形で、受け継ぎ次世代に伝えようとする人々を追いました。これら3つの民俗芸能を巡るドラマをぜひご覧ください。
【制作担当者のコメント】
東京にダムによって水没した地区があるのをみなさんご存知でしたでしょうか。
首都東京の水需要に対応する為、1938年(昭和13)に着工、戦時中の建設中断期間を経て、1957年(昭和32)に完成した、奥多摩町の小河内ダムは「東洋一のダム」と謳われました。
一方で、ダム建設により山あいの小さな村が水没することになりました。水没する小さな村が翻弄され、東京の日蔭になり、ボロボロにされてゆくさまは、石川達三(第一回芥川賞作家)が1937年(昭和12)に発表した小説「日蔭の村」で克明に描かれています。
それぞれの集落にあった神社、9社11祭神は小河内神社に合祀され、住んでいた人も標高の高い場所に移転や他の土地に集団移転を強いられました。
それでも、郷土の「伝統芸能」は縮小傾向ながら、代々受け継がれ、今年の例大祭に至りました。
正直、山あいの小さなお祭りですが“都市の犠牲”となった祭りを理解して頂き、ご覧いただけるとありがたいです。ここも東京都内です。
<番組概要>
番組名: 日本の祭り 湖底に届け!地図から消えた郷土の誇り~奥多摩・小河内神社例大祭~
放送日時: 2023年10月8日(日) 17:00~17:55 <TOKYO MX1>
※本番組は、番組配信アプリ「エムキャス」でも視聴可能です。
番組ホームページ:https://s.mxtv.jp/variety/matsuri_ogouchijinja/
ダイドー 日本の祭りHP: https://www.dydo-ghd.co.jp/sustainability/matsuri/
日本の祭り YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCWHqhAp8OOvxdFe4GXjtmAA