インフルエンザが異例の時期に流行しています。東京都は9月21日、インフルエンザの感染がさらに拡大する恐れがあるとして、「流行注意報」を出しました。調査開始以来、最も早い時期での注意報だということです。

東京都によりますと、9月17日までの都内のインフルエンザの感染者数は「流行注意報」の目安となる、1医療機関あたり10人を超えた11.37人となり、前の週の約2倍になったということです。このため東京都は9月21日、インフルエンザの「流行注意報」を出しました。
都の担当者によりますと、インフルエンザの流行は例年12月から3月にかけてで、今回の注意報は調査を開始した1999年以降で最も早い時期だということです。
都内の学校などでは、9月17日までに273件の集団感染が確認されていて、都は予防のため、こまめな手洗いやマスクの着用など、基本的な感染防止対策を呼び掛けています。