名産「多摩湖梨」使ったシロップを東村山市が応援 ふるさと納税の返礼品にも採用

2023.09.15(金)

10:50

東村山市で、地元で作られた梨を使ったシロップが広がりを見せています。お酒やソーダにも合うこのシロップ、使われているのは、廃棄されるはずだった規格外の梨でした。

東村山市で、地元で作られた梨を使ったシロップが広がりを見せています。お酒やソーダにも合うこのシロップ、使われているのは、廃棄されるはずだった規格外の梨でした。

東村山市 渡部市長:「廃棄されてきた梨を、廃棄するのではなくて、うまく商品化に活かして、地域経済の活性化にも結びつける」

東村山市が、市内に本社がある居酒屋チェーンの一休と市の果樹組合が連携し、多摩湖周辺で収穫される特産品の梨を使った「多摩湖梨シロップ」を商品化したことを発表しました。シロップには、市内で収穫された「多摩湖梨」が使われていて今回、傷や汚れがついたり小さかったりするなど、規格外の商品を原料にしています。

記者:「すっきりした甘さで、後味もさわやかでおいしいです。残暑のときに飲むと疲れが吹き飛びますね」

このシロップは居酒屋・一休の店舗で、去年10月からご当地サワーとして提供されていましたが、客からの好評を受け、今年4月にサワーに使われているシロップが店頭で販売されることになりました。商品化について金子社長は…

一休・金子社長:「率直な意見を聞いたところ、意外とおいしいねと。これが素直な感想で、多摩湖梨スカッシュとして飲んでおいしいと言っているので、子どもも飲めるのかなと」

商品は一休の全店舗のほか、市内にあるJAの直売所でも1本1000円で販売しています。さらにこんな広がりも…

東村山市 渡部市長:「もったいない精神で、こういう商品を全国の皆様にもご紹介をしたい」

地元の特産品ということもあり、8月からふるさと納税の返礼品としても採用されることになりました。シロップはかき氷にかけたり、ゼリーに入れたりとアレンジも可能で、店舗で出す新商品も開発中ということです。

一休・金子社長:「シャーベットにするとか、色々な方法を含め、回収したものをすべて使用できるように、無駄なく使いたいと思っています」

地産地消に加え、フードロスにもつながる取り組みが広がりを見せています。

RELATED ARTICLE関連記事