新型コロナ 1医療機関17.01人で増加傾向 先週比1.17倍 各地で影響

2023.09.08(金)

10:40

東京都は9月7日、新型コロナウイルスの患者数について、1医療機関あたり17.01人で、前の週と比べ1.17倍になったと発表しました。増加傾向にあるなか、都内では地域の足や薬の在庫などに影響が出ています。

東京都は9月7日、新型コロナウイルスの患者数について、1医療機関あたり17.01人で、前の週と比べ1.17倍になったと発表しました。増加傾向にあるなか、都内では地域の足や薬の在庫などに影響が出ています。

街の人:「何か増えてきているんですね、地味に。念のため消毒はしている、食べ物を食べる前に」「かかりつけ医に行っているときとか、最近言われますね。すごく増えているって」「できるだけマスクはしばらくはしようと。電車に乗ったりとか人が多いところは(マスクを)しばらくしないといけない」

新型コロナの感染再拡大をうけ、街行く人から、懸念や対策の声が上がるなか、すでに交通の便に影響が出ています。

記者:「小田急バスのバス乗り場です。電光掲示板には乗務員不足のため、一部路線を臨時ダイヤで運行しておりますと書かれています」

小田急バスでは、武蔵境営業所と吉祥寺営業所で先月から今月にかけ、20人以上が新型コロナに感染しました。そのため乗務員が十分に確保できないことから、武蔵境駅南口から吉祥寺駅を結ぶ路線など平日の191便が運休となっています。

バスの利用者:「やはり困りますよね。一番最初知ったのは予定していたバスが来ないで。どうなってるんだろうとみんなで言ってました」「早く家に帰りたいのに、夕方のバスが減便でないとなると、疲れてしまって体力的にもきつい」

小田急バスによりますと、乗務員の職場復帰が進んできたことから、今月15日からは通常のダイヤに戻すということです。

影響は交通機関だけではありません。調布市にあるこちらの薬局では、先月上旬ごろからコロナ患者の増加を受け、薬の在庫が逼迫しているといいます。

加藤健一店長:「咳を抑える薬、痰のからみを抑える薬、のどの炎症を抑える薬、そこが本当に足りない。今週入ったもので一つ例をあげると、咳止めの薬、1000錠入っているんですが、今もう半分を切って400錠ちょっとになっています」

業者に薬を発注しても、品物がないため納品されない状況が続いているということです。
加藤店長:「いやぁもう不安でしかないですよ。市販薬でも一部欠品しているものがありますので、ちょっと冬が怖いですね。」

再びの増加傾向にある新型コロナウイルス。拡大させないための対策が必要となりそうです。

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