現在、東京ミッドタウンで開催中の恐竜科学博から注目の恐竜を中継でご紹介します。きょうは文字で「追う存在、追われる存在」と書かれているように、獲物を狙う恐竜と逃げる恐竜のワンシーンを切り取った展示から、2体の恐竜をご紹介します。
まず逃げる手前の恐竜は、恐竜最速と呼ばれる脚をもつストルティオミムスです。全長4.7メートル、運動能力に優れた獣脚類の中でも、走ることに特化した最速の恐竜と言われています。
そしてそれを追うのが、恐竜映画などでも有名な肉食恐竜ラプトルの一種、ダコタラプトルです。ラプトルの中でも長く強靭な脚を持ち、恐竜界屈指の俊足だったとみられています。ちなみにラプトルというのは、ラテン語で泥棒という意味があるそうです。どちらの標本も疾走感のある姿勢で今にも走り出しそうです。
それではクイズです。ラプトルから逃げるストルティオミムスについて、その俊足から足の速い生き物の名前をつけた「●●●●恐竜」という別名がついています。ではその●に入る生物とは何でしょうか?
正解は、ダチョウです。こちらの展示のイメージイラストをご覧ください。逃げるストルティオミムス、確かにどことなくダチョウに似ている気がしますよね。そもそも鳥類は恐竜から進化したと考えられていまして、このように今の鳥に似た恐竜がいるのも不思議ではないかもしれませんね。
この展示をはじめ、様々な恐竜の貴重な化石や標本を見ることができる、恐竜科学博は9月12日まで開催です。
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