2025年に東京で開催される、聴覚に障害があるアスリートのための国際総合スポーツ大会、デフリンピックについて、8月22日に大会の目標と競技会場が発表されました。

2年後に迫るデフリンピック。東京都などは大会の目標として、「デフスポーツの魅力を伝え人々や社会とつなぐ」ことや、大会を機に街のバリアフリー化を進め「共生社会を実現」することなどを掲げました。
また、全21競技の会場が決まり、発表されました。開閉会式や、卓球競技は渋谷区の東京体育館で行われ、水泳競技は江東区の東京アクアティクスセンターで行われる予定です。そのほか個別の競技日程は調整中だということです。
東京デフリンピックは2025年11月15日に開幕し、70以上の国と地域から約3000人のアスリートが参加する予定です。
日本では初めてとなるデフリンピックが東京で開催されるということで、あらためて競技会場の場所を確認しましょう。
夏季のデフリンピックは、レスリングのグレコローマンスタイルとフリースタイル、自転車競技のロードとマウンテンバイクをあわせて21の競技が行われます。
都内各地に競技会場が散らばっていて、開会式と閉会式は千駄ヶ谷にある東京体育館で行われます。国立競技場や日本武道館は使われないようです。
番組で以前に代表候補の強化合宿を取材しましたバレーボールは駒沢オリンピック公園総合運動場、サッカーは福島県のJヴィレッジが会場となります。
そして、オリンピックにない競技もいくつかありまして、まず、ボウリングの会場が東大和グランドボウルとなっています。そしてもうひとつ、オリエンテーリングが日比谷公園と伊豆大島で行われます。過去の大会では種目が分かれていまして、まだ決定ではありませんが、おそらくスプリントが日比谷公園、それ以外が伊豆大島での開催になると見られています。せっかくの東京開催なので島の魅力を世界に知ってほしいと、伊豆大島を会場にしたということです。