現在、東京ミッドタウンで開催中の恐竜科学博から注目の恐竜を中継で紹介します。きょう注目の恐竜は、肉食恐竜「ゴルゴサウルス」です。

迫力があるゴルゴサウルスの姿、ティラノサウルスを思い浮かべた人も多いんじゃないでしょうか?まさにこのゴルゴサウルスは、同じティラノサウルス科に属していますが、最大13メートルほどにまで成長するティラノサウルスに比べ、ゴルゴサウルスは最大9メートルと一回り小さい大きさになっています。とはいえ、これほど大きな肉食生物が地上を走り回っていたと思うと圧倒されますよね。
ゴルゴサウルスというこの名前、一体どんな意味が込められているのでしょうか?実は凶暴な性格が名前に現れています。ゴルゴはギリシャ語で「恐ろしい」という意味、そしてサウルスは「トカゲ」の意味で「恐ろしいトカゲ」、ゴルゴサウルスと名付けられたそうです。
そしてこの見事な標本、ルースという名前なんですが、この絵の灰色の部分が実際に発見された骨を表していまして、小さな指先や尾っぽの先端など失われやすい部分も見つかっていて完成度の高い標本なんです。
このゴルゴサウルスをはじめ様々な恐竜の貴重な化石を見ることができる恐竜科学博は、9月12日まで開催です。