様々な分野で活用が広がるチャットGPTについてお伝えします。東京都でも、活用にむけお盆明けに全庁でのガイドラインが掲げられます。どのように活用していくのか、都の担当者に聞きました。
8月2日、都庁の全ての局の担当者約30人が集まり、都庁内でチャットGPTをどう活用していくか、意見を出し合いました。
GPT担当:「キャッチフレーズの作成というところで、チャットGPTで10個でも20個でも出てくるという意見で、とても業務に活用できそうという話があった」
チャットGPTの活用案として、「都が行うイベントのキャッチフレーズ」作りや「イベント内容の検討」のほか、「講師やゲストの候補者選び」などが挙がったということです。
GPT担当者:「アイデア出しの側面で言うと、今まで0から考える業務を職員がブレストのような形で使っていただき、ブラッシュアップできるのが良い面。職員がするべき仕事の質を向上させていきたいと考えています」
東京都はこの会議の結果を踏まえ、お盆明けにもガイドラインを策定して今後、利用を開始する方針です。チャットGPTの活用について東京都は、AIに学習されない設定で利用し、個人情報を含む機密情報は入力しないこともガイドラインに盛り込む方針です。
そしてVTRでお伝えした都の担当者による会議で、このような活用案が出たということです。「文章の要約・翻訳」のほか、「AIで文字起こしをした議事録の清書」「子ども向けのイベントなどで活用するため文章を子ども向けに言い換えること」などです。そのほかイベントに関するアイデアを出す活用法として、「内容やキャッチフレーズ」「場所や講師の候補者選び」も挙がったということです。
またチャットGPTは、指示の出し方によって答えが変わりますので、指示の出し方の例となる「都庁版のテンプレ」を作るのはどうか?といった意見も出ていました。そこで、指示の工夫でチャットGPTの答えがどう変わるのか、実際に試してみました。「ニュースフラッグの番組、説明文を使ってPRして」とチャットGPTに指示します。元の文章は文字のみでしたが、チャットGPTが出した答えは、絵文字が使われ、箇条書きのように読みやすくまとめられた形になりました。タイトルもつけられています。その一方で、「行政職員として広報して」と指示してみると、一文目から「私たちの地域の発信と広報において…」と始まり「敬具」と文章を締めくくっています。文章の印象が、がらっと変わりました。
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