品川区立保育園と保護者の連絡 デジタル化で円滑に

2023.07.14(金)

11:00

品川区の区立保育園ではITを活用し、園と保護者の連絡を専用のアプリを通じて全般的にデジタル化する取り組みが始まりました。保育園側と保護者、両者の負担軽減につながっているようです。

品川区の区立保育園ではITを活用し、園と保護者の連絡を専用のアプリを通じて全般的にデジタル化する取り組みが始まりました。保育園側と保護者、両者の負担軽減につながっているようです。

園児たちがすやすやとお昼寝をするその傍らで、保育士がパソコンに打ち込んでいるのは保護者へのメッセージです。

2歳時担当保育士:「手書きのときは夜も朝もお母さんたちは忙しいので、通勤途中の電車の中とかちょっと手が空いたときを利用して打ってくれるようになったので、メッセージのやりとりが盛んになったかなと思います」

保育士たちは園児に目を配りながら、園内での1日の様子を保護者に伝えようと作業を進めていきます。

品川区では7月からデジタル化を推進する一貫として、区が運営する40の保育園全てで、新たなアプリサービスを導入しました。子どもたちの様子はもちろん、欠席やお迎えの時間、行事の予定など全般的な連絡を全て電子化し、保育園側と保護者がスマートフォンやパソコンでやりとりできるようになりました。

アプリの導入により、この時期ならではの連絡もスムーズに。

5歳児担当保育士「プールの(連絡)は今まで口頭とかで抜けてしまうことがきっとあったと思うんですけど、ケガとか絆創膏とかもあると入れなかったりするので、なんでダメなのか理由も入れられる項目もあるのでいいのかなと思います」

保護者:「今まで手書きでプールの連絡とかしていたので、ぱぱっと携帯でできるのでそれはすごい楽だなと思います」「スマホがあれば忙しい時でもささっと連絡したりとかできるので、すごく助かっています」

品川区は今後、順次サービスを拡大していき、行事ごとの写真や動画などもアプリを通じて配信していく方針です。

これまで園ではお迎えの時間の変更など保護者との連絡は基本的に電話で、保育士は園児の保育をしながら時折、事務所に戻って保護者からの連絡がきていないか確認していたそうです。それが今は、保育室にあるパソコン画面で分かるようになったということです。園児たちの食事量もイラストでわかりやすく表現されるなど、園内でのこまかな情報が伝わるようになっています。

 

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