子どもの熱中症に要注意 大人より“気温差7℃”

2023.07.14(金)

10:40

連日、暑い日が続く中、子どもの暑さ対策により注意が必要です。大手飲料メーカーが自動販売機を使って子どもの熱中症対策の必要性を呼びかける取り組みを始めました。

連日、暑い日が続く中、子どもの暑さ対策により注意が必要です。大手飲料メーカーが自動販売機を使って子どもの熱中症対策の必要性を呼びかける取り組みを始めました。

墨田区にある商業施設の前に設置された自販機を使って7月13日に行われたのが、スポーツ飲料水と麦茶の無料配布です。大手飲料メーカーのサントリーが実施したもので、子どもの熱中症に関するある検証結果を広めることが目的です。

サントリー食品インターナショナル 池内さん:「大人の胸の高さ、150センチの気温と子どもの高さ(80センチ)の気温が大体7℃くらい違うということが発覚しました」

サントリーは気象専門会社のウェザーマップと協力し、大人と子どもの身長の差によって気温にどれほどの差があるのかを検証しました。すると、大人よりも子どもの方が地面の照り返しなどの影響により、7℃ほど気温が高くなったということです。

気象予報士 多胡さん:「7℃の差が出ることには非常に驚いた。それだけ熱中症の危険度も高くなるというのは怖いと思う」

サントリーは7月13日からの4日間で、ドリンク合わせて1万本を無料配布し、検証結果とともに子どもの熱中症予防の大切さを呼びかけるということです。では、街の人たちは子どもへの熱中症対策をどうしているのでしょうか?

「首にネッククーラーかけたりとか、少しでもこういう涼しい遊びを取り入れるように心がけている」「汗がびちょびちょになった時用に、シャツとか替えで全部入っている」「(首の後ろに)ガーゼタオル入れたりとか、とにかく着替えと水分補給です」

大人以上に暑い夏を過ごすことになる、子どもたちへのケアが大切です。

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