医師がオススメする熱中症対策、ヨーグルトとバナナ同時摂取、さらにはインターバル速歩も

2023.07.14(金)

06:50

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。7月6日(木)放送の「トレカル」のコーナーでは、熱中症予防に最適な食べ物“ヨーグルト”に注目しました。

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。7月6日(木)放送の「トレカル」のコーナーでは、熱中症予防に最適な食べ物“ヨーグルト”に注目しました。

◆自律神経が乱れると熱中症になりがち

厳しい暑さが予想される今夏、特に気をつけたいのが“熱中症”です。熱中症に詳しい久手堅 司医師は「湿度が高いと汗が出にくい状態になってしまうので、そこでさらに気温が上がってムシムシの状態になり、熱中症になりやすくなる」と高温多湿な日本の夏は、より熱中症に警戒が必要だと注意を促します。

また、「温度変化があるときや気象変化が激しいときは、より自律神経が不安定になりがち。(自律神経は)体温調節にも関係しているので、自律神経が乱れている方は熱中症になりやすかったり、さまざまな不調になりやすい」と久手堅医師。自律神経を整えることが熱中症の予防に繋がるということです。

そこで、久手堅医師がオススメしている食べ物が“ヨーグルト”。「脳腸相関」、つまり脳と腸はリンクしているとし、久手堅医師は「腸の状態が安定していると脳(自律神経)も安定していく」と説明。ヨーグルトにはそんな腸に機能する整腸作用があります。

加えて、脱水の症状を防ぐことも熱中症対策のひとつですが、久手堅医師によると、ヨーグルトに含まれる栄養素「乳たんぱく」を摂ることで、体内に水分をためておく効果が上がるという研究データが多く報告されているそうです。

◆熱中症対策にヨーグルトとバナナ、そして適度な運動も

さらに、ヨーグルトとともに摂取すると効果的なのが“バナナ”。バナナには自律神経にとって重要な働きをするトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物が含まれ、バナナとヨーグルトを一緒に摂るとより自律神経の安定に繋がるといいます。

そして、熱中症対策には適度な運動も効果的です。信州大学大学院の研究チームによると、体温調節の機能を高めるには「3分間の早歩き」と「3分間の通常の歩き方」を交互に行う「インターバル速歩」など、体が少しキツいと思う程度の負荷がかかる運動をすることが重要。

加えて、運動後30分の間にヨーグルトを摂ると、体に効率よく吸収され、血液の量を増やし、機能向上につながるそうです。この夏は、適度な運動と“おいしい”熱中症対策で、快適な夏にしましょう。

取材協力:せたがや内科・神経内科クリニック

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:30 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、豊崎由里絵、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag
番組Instagram:@morning_flag

 

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